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凱風社ブログ  「平和の棚の会」全点リスト  
追跡! あるサハリン残留朝鮮人の生涯」』(片山通夫著)を刊行しました。現地取材と資料で再構成した、日本植民地下のある一家の歴史です。家族の強い絆とそれを引き裂いた「日韓併合」が浮かび上がります。朝鮮半島から樺太の炭坑への出稼ぎを余儀なくされた主人公は、やっと家族と暮らせるようになった樺太から「急速転換」で九州へ移送されます。掘進夫としてわき目もふらず働くなか日本は敗戦。予想外の事態に直面した主人公は、ともに九州の炭坑で働いていた長男を朝鮮半島の故郷に帰し、みずからは戦後の混乱のなかを仲間と樺太へ向かいます。「逆密航」を経てやっと家族と再会した主人公は戦後、ソ連領となったサハリンで世を去ります。1903年に生まれ1968年に死去、享年65。
『本に拠る(1) ジャーナリズム考』(米田綱路著)を刊行しました。書評という表現をもって書き継いできた文章を土台にして加筆・書き下ろすシリーズ〈本に拠る〉の第1巻です。近代から現代に至る言論の、思想的・歴史的変転を基軸にすえ、「ことばで対峙する」「新聞の言論と自由」「本づくりの根っこ」「メディアの現在形」の4部構成で現行の活字ジャーナリズムの在り様を批判的に考察します。
八月九日のサンタクロース――長崎原爆と被爆者』と『夏の残像』(ともに西岡由香著)は、核兵器廃絶と子供たちの将来の平和はどうしたら実現できるかをテーマに、過去の歴史を次世代に受け継いでいく大切さを描いたマンガです。
2009年10月刊の『<基地の島 沖縄> 国策のまちおこし』(渡辺豪著)は沖縄の基地問題を考える基本図書です。書評 『中日新聞』『東京新聞』(12月1日)「自著を語る」/『週刊金曜日』「きんようぶんか」(11月27日、評者:北村肇・金曜日発行人)/『琉球新報』「ウチナー評論」(11月14日、評者:佐藤優・元外務省主任分析官)/『沖縄タイムス』「読書」(11月25日、評者:奥野修司・ノンフィクション作家)/日本最南端の新聞社『八重山毎日新聞』「不連続線」(評者:八重洋一郎)/『毎日新聞』コラム「望遠/広角」(09年12月8日夕刊、鈴木英生記者)/『朝日新聞』夕刊コラム「」論説委員室から(09年12月16日夕刊、大矢雅弘論説委員)
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[凱風通信] 第15号

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ISBN978-4-7736-3402-0
書評を土台に言語表現の可能性を追究するシリーズの第1巻。言論の社会的・歴史的変転を基軸にすえて、現行の活字ジャーナリズムを批判的に考察。歴史と思想と詩――本書で論じるテーマ群は、このトライアングルのなかにある。
『はだしのゲン』『夕凪の街 桜の国』などの「原爆マンガ」の系譜に位置づけられる本。場面は長崎。日本の加害責任や韓国人被爆者問題など歴史事実にも目を配ってあります。教育現場でもぜひ活用していただきたい本です。本文見本
日本植民地下の慶尚北道に生まれた主人公は、家族を置いて単身樺太の炭鉱へ出稼ぎに。3年を経て家族と再開したのも束の間、政府の命令で九州の炭鉱へ「急速転換」。そして敗戦の大混乱の中を家族の残るソ連領サハリンへ向かう。 《灰とダイヤモンド》《大理石の男》《カティンの森》などの巨匠が生涯を語る、本邦初の自伝的本格回顧録。〈旧東欧の崩壊と映像自由化のもたらした能天気な「映画芸術」への怒りは著者の『黙示録』としても読めるだろう〉(小島亮・中部大教授の書評より)
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