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■ドキュメンタリー映画の地平(下) まえがき 目次 【第5章】観察者 言葉からの解放 1、観察者に徹する 観客の中に生まれる批判的視点 2、聞き耳をたてる観察者 フレデリック・ワイズマン ◆作品論=二〇世紀のアメリカを映す鏡……『メイン州ベルファスト』 ◆作家論=録音機を携えて撮影現場で空気になる 3、意義を押しつけない自主映画 野田真吉 ◆作品論=陶酔を誘うダイレクト・シネマ……民俗神事芸能三部作『冬の夜の神々の宴』『ゆきははなである』『生者と死者のかよい路』 ◆作家論=祭りの崩壊を見つめる鷹揚な眼差し 【第6章】挑発者 暴力装置としてのキャメラ 1、キャメラが現実を変える 作家主体の確立 2、キャメラを廻す随伴者 ロバート・クレーマー ◆作品論=アメリカの痛みに寄り添う映画……『ルート1』 ◆作家論=映画は世界の痛みとどこまで共に生きられるか 3、加害者としてのキャメラ 大島渚 ◆作品論=戦後日本の被害者意識を斬る……『忘れられた皇軍』 ◆作家論=作家主体をもたぬディレクターは頽廃する 【第7章】時代の無意識 メディアの読みかえ 1、時代の無意識を抽出する アーカイヴ・ドキュメンタリー論 2、核戦略の虚妄を笑いとばすパロディ精神 ◆作品論=ケビン・ラファティほか『アトミック・カフェ』 3、新聞記事だけを映像素材に、原子力政策の矛盾を衝く ◆作品論=土本典昭『原発切抜帖』 【第8章】イメージの収奪 〈見る〉ことの権力構造 1、収奪される側からの反撃――観光・民族学・審美主義に潜むヒエラルキー 2、ハリウッドの良心に潜む欺瞞を暴く ◆作品論=ヴィクター・マサエスヴァ『イマジニング・インディアン』 3、真なることへの批判精神 ◆作品論=トリン・T・ミンハ『ルアッサンブラージュ』 ●ドキュメンタリー映画・関連年表 あとがき |
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