■目次

はじめに

【第1章】民進党の四年間

1「台湾仔」陳水扁
 灼熱の記者会見
 台湾ドリーム
 迫力あふれる演説
 「青いリンゴと腐ったリンゴ」
 弁護士の現実主義

2 もがき続けた新政権
 闘士「オジサン」の死
 トップが相次ぎ離党
 与党議員が反政府デモ
 現実路線の選択
 台湾化傾向は深まる

3 ゆきづまる国民党
 「孫文の党」の転落
 危機意識が欠如
 ホープ馬英九は党を救えるか?
 李登輝の最後の闘い

4 検証 政権交代:二〇〇〇年総統選挙
 許信良の敗北
 李・宋が骨肉の争い
 お祭り選挙と中傷合戦
 李登輝に届かなかった分析


【第2章】民主化までの道のり

1 国民党独裁の傷跡
 監獄島から人権島へ
 掘り起こされた二・二八の記憶
 亡命活動家の愛唱歌
 〈民主〉を強調する元主席

2 政治にからむ「黒」と「金」
 台湾名物「乱闘議会」
 ヤクザが議員か議員がヤクザか
 票は買うもの?
 台湾版ロッキード事件

3 メディアの位置
 政治に従属してきた台湾メディア
 台湾独立か大陸統一か
 スキャンダルとプライバシー
 売れっ子プロデューサーはこう見る


【第3章】対立と交流の「両岸関係」

1 駆け引きの舞台裏
 李登輝の「二国論」
 大陸に拘留された船長は語る
 老スパイの嘆き
 密使がつないだ細いパイプ

2 経済一体化がもたらすもの
 「小三通」で五二年ぶりの船出
 大陸に溶け込むビジネスマン
 「故郷は大陸」――いまどきの台湾人子弟
 中国は「経済カード」をいつ切るか

3 台湾の中の「大陸」
 一攫千金の夢を収容する
 「海上旅館」が支える台湾漁業
 「大陸新娘」は増加の一途
 交流拡大の流れは止まらない

【第4章】日本と台湾の距離

1 日本統治の残像
 総統府を一般開放
 灌漑に力つくした日本人技師
 台湾に眠る日本人
 霧社・タイヤルの誇り

2「親日」と「反日」のはざま
 消えてゆく日本語世代
 社会に定着した哈日族
 台湾人の歴史観を探る
 『台湾論』と『極楽台湾』

3 新たな隣人関係は築けるか
 一番乗りした日本の救援隊
 李登輝訪日の舞台裏
 陳水扁政権の対日政策を読みとる
 日本の対中配慮と日台交流

●あとがき

【付録】人名小事典


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