■目次

まえがき

【第一章】ビキニ水爆被災の今日的意味―前田哲男

 1 はじめに 太平洋と核 地理と歴史の不幸な出会い

 2 ビキニ核実験の始まり

 3 核軍拡競争

 4 ブラボー実験 「置き去りにされたネズミ」

 5 「俊鶻丸の調査」がもたらしたこと 覆された常識

 6 原水爆禁止運動の誕生

 7 核廃絶への国際世論


【第二章】第五福竜丸被災とアメリカ政府の対応 隠された被ばく情報―高橋博子

 1 はじめに 明らかになりつつある米核実験の真相

 2 一九五四年の水爆実験とその波紋

 3 CIAの第五福竜丸調査

 4 第五福竜丸の被災に対する補償問題

 5 久保山愛吉の死因に関する米原子力委員会の見解

 6 「放射性物質の影響と利用に関する日米会議」とマグロ調査の打ち切り

 7 ラルフ・ラップと放射性降下物論争

 8 「きたない爆弾」と「きれいな爆弾」

 9 おわりに グローバル・ヒバクシャの実態解明に向けて


【第三章】 塗り変えられる被災地図 隠されたヒバクシャを追う―竹峰誠一郎

 1 はじめに 核被災の地域的広がり

 2 あの時、アイルック環礁で何が起こったのか

 3 幻となった住民避難

 4 住民が目にした異常現象

 5 補償・賠償をめぐる攻防 立ちはだかる「完全決着」の壁

 6 おわりに 新たなビキニ水爆被災像の構築に向けて


【第四章】ヒバクは人間に何をもたらすのか 忍び寄る核実験の影―竹峰誠一郎

 1 はじめに ヒバクによる影響はガンだけなのか

 2 土地は人びとの命を育んできた 「核の難民」の現在

 3 移住がもたらす生活環境の激変

 4 環礁に根づいていた独自文化の衰退

 5 健康状態の悪化

 6 心に傷を負わせた不安感・恐怖心と被差別体験

 7 おわりに 暮らし・文化・心へ広がるヒバクの影響


【第五章】挑戦するロンゲラップの人びと 生活圏再生の民族誌―中原聖乃

 1 はじめに メジャト島に生きるロンゲラップの人びと

 2 故郷を消滅させたアメリカの核実験

 3 被曝補償要求で見せた弱者≠フ主体性

 4 見舞金がもたらした弊害と社会的混乱

 5 環礁生活の未来に向けて 進行する再定住計画


【座談会】
「ビキニ水爆被災 過去に問い、未来につなげる」……「あとがき」にかえて グローバルヒバクシャ研究会


【監修者の辞】前田哲男


【編著者の謝辞】高橋博子 竹峰誠一郎 中原聖乃


【コラム】
◆レコジ・アンジャインの死に想う 「人類の水爆死第一号」伝説 前田哲男

◆隠されたヒバクシャ 一つの封筒が語るもの 高橋博子

◆マーシャル諸島の対米関係 小さな島の大きな問題 竹峰誠一郎

◆日本統治時代の残像 中原聖乃


【資料】
1 マーシャル諸島島民による国連信託統治理事会への請願書 (翻訳)原水爆禁止日本協議会国際部 (校訂)竹峰誠一郎

2 ブラボー実験五〇周年記念演説 グレタ・モリス (翻訳)大久保ゆり (校訂)竹峰誠一郎

3 ブラボー実験五〇周年記念演説 ジェームス・マタヨシ (翻訳)大久保ゆり (校訂)竹峰誠一郎

4 ビキニ水爆被災調査の「現在」と「これから」 ●「ビキニ水爆被災五〇周年研究集会」報告 竹峰誠一郎

5 久保山愛吉氏の死から半世紀を前にして ●「ビキニ被災五〇周年研究報告」 高橋博子

【文献案内】竹峰誠一郎

【索 引】



戻る