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密漁の海で
正史に残らない北方領土
本田良一
領土問題が解決できないため、納沙布岬から見える根室海峡は国境の画定していない海である。レポ船の首領(ドン)、海霧の中を跋扈した超高速の特攻船、元締の暴力団幹部、ロシアの密漁船、その密漁ビジネスを仕切った水産マフィア、そのマフィアに癒着した国境警備隊……。そして、2004年の参議院選に出馬を決めた前衆議院議員・鈴木宗男、異能の外交官と呼ばれた元外務省主任分析官・佐藤優などのムネオスキャンダルの主役や脇役、また、日ロの外務官僚や政治家たち――彼らは国の都合で、ある時は「愛国者」となり、ある時は「国賊」と呼ばれた。1956年の日ソ共同宣言から小泉政権に至るまでの北方領土と対ロ政策の流れ、そこに登場しては消えていった人々を追った一挙読破の人間ドキュメント。
◆定価2500円+税
◆四六判 392頁 上製
◆ISBN4-7736-2815-4 C0095
(2004年6月30日)
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