私たちの戦争責任
「昭和」初期20年と「平成」期20年の歴史的考察

纐纈 厚〔著〕
日本の植民地支配を正当化し侵略戦争を否定する歴史修正主義の言説があとを絶たない。天皇の「聖断」で「終戦」がもたらされたという「聖断論」は戦争責任をあいまいにした。その結果、戦前の権力構造が戦後日本の政治・行政の中核となった。経済成長を支えた「傾斜配分方式」は総力戦体制確立の過程で生み出されている。満州国の高級官僚で開戦時の商工相・岸信介は占領が終わると復権して首相まで上り詰め、靖国神社への政治家の参拝も戦後すぐ再開されている。
【09年7月5日書評】『中日新聞』『東京新聞』(評者=奥平康弘・東大名誉教授)
◆定価1800円+税
◆四六判 208頁 上製
◆ISBN978-4-7736-3307-8 C0031
 (2009年4月24日)

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