援護法で知る沖縄戦認識
捏造された「真実」と靖国神社合祀

石原昌家〔著〕

 私たちは、沖縄戦の事実と真実、つまり、木と森を見分け、そして「援護法」によってもたらされた「沖縄戦体験記録の二重構造性(ダブルスタンダード)」「沖縄のジレンマ」を十分認識しておかねばならない。さもないと、……沖縄戦の真実は幻化され、「軍民一体」の戦闘だったとみなされるであろう。そして日本国家が「有事法制」下で国民に軍民一体を強要するとき、日本国民の「手本」にさえ使われる、と私たちは懸念を抱いておかねばならない。沖縄の「慰霊の日」に元軍司令官といえどもすべて戦没者を一個人に還元させて刻銘した「平和の礎」前で挙行される「沖縄全戦没者追悼式」に、沖縄県は軍服着用の米軍高官を招待し、列席させるようになった。それは県民自らの「軍民一体」意識の顕在化であり、その深度を示すものとして注目しておく必要がある。(本文より)

◆定価2500円+税
◆四六判 352頁 並製
◆ISBN978-4-7736-4004-5
 (2016年7月30日)

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