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消費税と書籍の価格

 本の価格は北海道から沖縄まで全国一律です。これは書店店頭での販売価格を出版社が決定し拘束しているためです。これを「再販売価格の維持」(「定価」で表示)と言います。これによって全国の読者は、どこにお住まいの方でもまったく同一価格で本を買うことができます。

 そのため出版社は、本のカバーなどに価格(定価)を刷り込んで明示しています。

 ところが政府・国会は2003年3月、バカげたことに2004年4月以降、あらゆる価格表示を「税込総額」とするよう法律を作って決定しました。

 法律制定の根拠として「消費者が総額をいつでも確認できる」としていますが、今や5歳の子供でも、100円のお菓子は消費税を入れれば105円で買うものだと知っています。では、本当の目的は何か――消費税の存在をウヤムヤにして税率アップをしやすくしているとしか考えられません。官僚の姑息な発想と政治家の貧困な想像力がなせるわざです。

 消費税が変わるたびに本のカバーを印刷しなおすことはできませんし、仮にそうできたとしても、本は数年間にわたって流通するものですから、値段がまちまちになってしまいます。つまり、税率変更のたびに旧税率と新税率の総額表示が店頭に混在することになります。定価の信頼性もこれでは守れません

 凱風社は、カバーやウェブサイトでの本の価格は「定価」すなわち「税抜価格」(*)で表示しています。私たちが決定・管理できる価格はこれ以外にありません。

 (*) 注:「税抜価格」は通常「本体価格」と言います。出版界では一般に定価は「税込価格」としていますが、上記のとおり凱風社は「税抜価格」が「定価」だと考えています。

 消費税込みの価格を確認したい方は下記の「税込価格計算」をご利用ください。いったん開いて画面の端に置いておけば、閉じるまでそのままずっとご利用いただけます。


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